ルーレットの赤黒賭けの確率に対する勘違い
ルーレットの賭け方のひとつに、赤黒賭けは非常にポピュラーなものです。 初めて遊ぶ人であっても、次に出る色が赤か黒を選ぶだけですから、幼稚園児でもゲームに参加をすることができるほどに簡単なものです。 しかし、ここで多くの人が勘違いしているポイントとして、赤か黒が出る確率は50パーセントだと思っている人が多いということです。 だいたい半々の確率で出ることは間違いありませんが、正確には50パーセントではありません。 なぜならルーレットには、赤でも黒でもない目が存在するからです。 それが0や00盤面によっては000と言った数字で、この2つの数字は緑色になっているため、当然赤でも黒でもないということになります。
緑色は親の取り分となる
ルーレットの赤黒賭けがもしも半々で当たるようにできていて、当たったときの払い戻しが2倍にあるのであれば損も得もすることはありません。 これは参加する側の理屈であり、賭けを提供する側からすればどこかで手数料を徴収することができなければ、手間の分だけ損になってしまいます。 そこで、1ゲームごとに参加料を取る代わりに参加者側の勝率を下げて、その分を親の取り分としているわけです。 実際に0や00が出る確率はそれほど高いものではありませんから、ほぼ50パーセント程度で当たるというのは間違っていないものの、これが長く続くとその差は非常に大きなものとなってきます。 ルーレットで参加者が勝てないのは、このような部分にあるのです。
勝率を高めることはできない
ルーレットというゲームは完全に確率に支配されているものであり、参加者の技量によって勝率を高めるということはできません。 親の総取りとなる0や00がないものとして考えたとしても、次に赤がでるか黒が出るかを予想して勝率を高めることはどうやってもできないのです。 勝率が不変であるということは実際には親の取り分となる目が存在していて、50パーセントの確率で勝つことができないにも関わらず、配当は2倍しかなければ勝つことが不可能であることがわかるはずです。 これは赤黒賭けに限った話ではなく、ルーレットのすべての賭け方に共通するものですから、赤黒賭けは不利だとわかったから、別に賭け方をすればいいと勘違いしないようにしましょう。
ルーレットの赤黒賭けの勝つ確率は大体50パーセントではあるものの、きっちり50パーセントと大体では大きな違いがあるということを理解する必要があります。 親の取り分となる目が存在する以上は、ルーレットで勝つのは非常に難しいものとなっています。